琉球朝日放送(QAB)は20日、報道制作局の20代男性ディレクターが新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。同日、39度の発熱を訴え、医療機関の抗原検査で陽性が確認された。同社では18日に40代男性社員の感染が明らかになっており、本社勤務の全スタッフや番組出演者ら約130人を対象に、民間の検査機関にPCR検査を委託している。
同社によると、20代男性は本島中部在住の派遣社員で、40代男性と同じフロアで働いていた。保健所の指示を受け、40代男性の濃厚接触者として、同じ職場にいた別の同僚13人が現在PCR検査を受けているが、20代男性は13人に含まれていなかった。
同社の調べによると、20代男性は先週、休みだった15日を除き、18日までの1週間勤務。確認できた範囲で5人ほどに濃厚接触の疑いがあるといい、PCR検査を受けているという。
同社は20、21両日、本社勤務の全てのスタッフやレギュラー番組出演者ら約130人を対象にPCR検査を委託。初日は約80人が検査を受けたという。同社は「不安を解消するための努力を徹底したい」としている。