化学の面白さを学ぼうと、沖縄県北谷町の町学力向上推進協議会砂辺支部(當山裕矢支部長)は4日、地域の子どもたちを対象に「化学遊び教室」を区公民館で開いた。今回のテーマは「つかめる水の実験」。参加した約25組の親子は、物に特定の物質を入れることで形が劇的に変わる様子を知り「すごい。面白い」と感想を述べ合った。

コップの中を確かめる子ども化学教室の参加者ら=4日、北谷町

 沖縄こどもの国子供科学技術人材育成事業(児童プロジェクト)とタイアップ。講師を務めたのは、こどもの国で事前研修を受けたいずれも浜川小5年の當山優衣さん(10)、仲村瑠紗さん(10)、長嶺花音さん(10)、内嶺杏南さん(10)。白衣姿がりりしく、「化学者のようだ」との声が上がった。

 今回は、海藻に含まれる多糖類の一種で、食物繊維の一つのアルギン酸ナトリウムを取り出す実験をした。参加者にまず、トロロ昆布が入ったプラスチック製コップを配布。重曹を加え、お湯を入れるとアルギン酸ナトリウムが粒(ゲル)になって寒天状に。粒が分かりやすいようにと絵の具で色付けをした。親子らから「すごい。昆布が変わるんだ」と驚きの声が上がった。

 同園こども未来課の宮里優子さんが「物によって、ある物質を入れると変化が起き、イクラ、パスタなども人工的に作り出すことができる。食材利用の際、添加物を確認すると、より興味が湧く」と他の食品の事例も紹介した。

 仲村渠心春さん(9)、ひなさん(6)姉妹は「楽しかった。添加物を加えると、物の形が大きく変わることを学んだ」と感想を話した。當山支部長は「予定していた人数を超え、子どもたちの弾む声がうれしい。次回も楽しい企画をしたい」と喜んだ。(翁長良勝通信員)