約40年間やんばるの森に通い、鳥類や猛禽(もうきん)類を撮影している写真家、佐渡山安公(やすきみ)さん(77)=沖縄県読谷村=が11日、国頭村普久川ダム近くの森で、アカショウビンの撮影に成功した。「長年やんばるに通っているが、アカショウビンはめったに見られない。目の前に現れたのが信じられない」と話した。

撮影されたアカショウビン=11日午後7時半ごろ、国頭村普久川ダム近くの森(佐渡山安公さん提供)

 当日はヤンバルクイナを撮影しようと、午後1時半ごろから約6時間、ダム付近でクイナが現れるのを待った。クイナは姿を見せず、7時半ごろ帰り支度をしていたところ、近くの木にアカショウビンが飛んできた。「えっ、まさか」と素早くシャッターを切る準備をしたが、飛び去ってしまった。 

 千載一遇のチャンスとばかりに、重さ約6キロの望遠レンズ付きカメラを持って約50メートル追い掛け、木の枝に止まったアカショウビンをカメラに収めたという。「その間約2~3秒だったと思う」と振り返る。その後、近くでコノハズクの撮影も成功し、足取り軽く家路に就いた佐渡山さん。「やんばるには貴重な動植物が生息している。これからも記録に残し、森の大切さを伝えたい」と話した。(翁長良勝通信員)