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図書館もハローワークも入居 市民に感染拡大の不安「もっと早く公表して」 沖縄市の施設でコロナ5人感染

2020年7月29日 07:20

 【沖縄】沖縄市の雇用促進等施設、BCコザ(旧コリンザ)内にあるコールセンター「トランスコスモスマーケティングチェーンマネジメントセンター沖縄コザ」で、27日までに新型コロナウイルスの感染者が5人確認された。同社や市が28日、HP上で感染を発表した。同施設には市立図書館なども入居しており、市民からは不安の声が上がった。(1面参照)

7月の感染者の居住地別割合(28日現在)

 同社によると、コロナ感染が確認された事務所は350席あり、約500人の従業員が勤務している。

 県などへの取材によると、感染者は30~40代の沖縄市、うるま市、宜野湾市、中部保健所管内の在住者。同社によると、5人のうち4人は同じ業務に当たっており、残りの1人は別の業務をしていたが、4人のうちの1人と接触があったという。

 同社は感染者が確認された日ごとに消毒作業を実施。感染確認後は濃厚接触者や健康観察が必要な従業員に自宅待機を指示した。

 同社の広報担当者は、本紙の取材に「オフィス内は、ブース間のついたて、マスク、消毒・換気などの基本的な対応は全て行っている」と対策の徹底を強調。ただ、同社の那覇市のコールセンターで勤務する男性は「県内で感染者ゼロが2カ月以上続き、危機感が薄れていた感じがする」と打ち明ける。沖縄市内の事務所で感染者が発生したとの連絡が22日以降続き、「余計に用心しないといけない」と不安を口にした。

 28日にも図書館やハローワークに多くの市民が足を運んでいた。図書館横のスペースで自習していた球陽高校3年の女子生徒(17)は「初めて聞いた」と驚きの表情。図書館を利用していた女性(66)=沖縄市=は「市内では4月にクラスターが発生している。会社や市にはもっと早めに公表してほしかった」と話した。

 BCコザに入居する市立図書館や沖縄市民小劇場あしびなーは、消毒作業のため29~31日は臨時休館。ハローワークプラザ沖縄は29日は終日閉鎖、以降は未定。

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