県は飛沫(ひまつ)防止のビニールカーテンの設置や対人距離を確保する座席の配置などの感染防止策を実施している事業者にステッカーを発行する取り組みを始める。店舗入り口に貼ってもらい、感染防止に取り組んでいることを対外的に示すことでガイドラインを順守する事業者を増やすのが狙い。ただ、開始時期や対象業種、順守を確認する方法などの具体策は決まっておらず、今後、庁内で調整する。
県は遊興施設や商業施設、集会・展示施設など7業態を対象に感染予防のガイドラインを作成し、店内に掲示するよう求めている。見本の作成例を県のホームページに公開し周知しているが広がっていないのが現状だ。
接客を伴う飲食店で新規感染が相次ぐ中、経済団体から感染防止策の積極的な取り組みを促す必要があるとの指摘を受け、ステッカー発行を決めた。事業者からの申請を受け付けてチェックして、発行する予定。