沖縄タイムス+プラス ニュース

沖縄、44人感染の「衝撃」 2カ所でクラスター 3日連続で最多更新

2020年7月30日 06:07

 県は29日、県内で新たに20~60代の男女44人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前日の21人から倍増し、1日で最多の確認数を3日連続で更新した。感染が拡大する那覇市松山では26~29日、同じビルに入居する系列のキャバクラ2店舗で客や従業員ら少なくとも14人の感染が判明し、クラスター(感染者集団)が発生している。県は30日に対策本部会議を開き、県内外の移動自粛を求めるかどうかなどの対策を検討する。

7月以降の県内感染者数の推移

 上京中の玉城デニー知事は29日、都内で取材に応じ「非常に衝撃を受けている。どのような要請をさせていただくのかしっかり協議したい」と述べた。

 県の糸数公保健衛生統括監は「(日常生活で感染する)市中感染が起きている可能性がある」との認識を示した。

 感染確認の44人中、29日午後4時半時点で感染経路が追えていない人は43人に上る。重症者はいない。

 クラスターが発生している沖縄市の雇用促進等施設「BCコザ」内のコールセンター関連では、6人目となる50代女性=うるま市=の感染を確認した。クラスターは7月以降、県内2カ所で発生。糸数統括監は、厚生労働省のクラスター対策班の派遣を要請する「必要性がある」と述べた。

 感染が拡大した在沖米軍基地関連でも、基地従業員2人の感染を確認。共に宜野湾市に住む普天間飛行場勤務の20代男性と、キャンプ瑞慶覧の警備員の20代男性で、感染経路は分かっていない。

 感染急増を受け、県の警戒レベルは全7指標中4指標で「第3段階(流行期)」に到達。1指標「病床利用率」は最終段階の「第4段階(まん延期)」に達した。玉城知事は26日にレベルを「第2段階(警戒期)」に引き上げたばかりだが、再び30日に上げる可能性がある。

 県内の累計感染者数は275人となった。

 糸数統括監は、米側から、大規模な感染拡大が起きた在沖米軍基地内の検査実施総数について7月以降は6355件との報告があったことを明らかにした。単純計算による陽性率は3・8%となり、県内の29日時点の行政検査陽性率3・3%を上回った。

 厚生労働省は同じ場所で5人以上の感染者が出ることをクラスターと定義している。

前の記事へ 次の記事へ
連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間