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沖縄知事、那覇の繁華街「松山」に休業要請 コロナ拡大で 接待を伴う店対象

2020年7月31日 05:00

 沖縄県の玉城デニー知事は30日、県庁で会見し、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生している那覇市松山の接待や接触を伴うスナックやキャバレー、ナイトクラブなどに8月1日から15日まで休業を要請すると発表した。協力事業者には協力金20万円を支払う。一方、軽症者や無症状者用の療養ホテルを那覇市内に確保し、予定を前倒しし30日から運用を開始したことを明らかにした。

那覇市松山地域のスナックやキャバレー、ナイトクラブ等への「休業要請」を行うことを明らかにする玉城デニー知事=30日、県庁

県と県民の取り組み

那覇市松山地域のスナックやキャバレー、ナイトクラブ等への「休業要請」を行うことを明らかにする玉城デニー知事=30日、県庁 県と県民の取り組み

 知事は休業要請に関し「非常に厳しい判断だ」と言及。全県への感染拡大を防ぐためには、クラスター発生地域を局地的に抑え込む必要があると説明した。協力金の原資は県の経済支援策「うちなーんちゅ応援プロジェクト」の予算を充てる。

 中南部地域での感染が9割を占めており、全県に広げないための対策が急務だとした。具体的な対策として、8月1日から15日まで、松山など夜の繁華街への出入り自粛に加え、中南部地域とその他の地域間の移動、県外への移動に慎重な判断を求めた。県外からの移動自粛は求めず、来訪者には接待や接触を伴う飲食店などへの出入りを控えるよう要請した。

 療養ホテルに関しては、今回、運用を開始した60床分に加え、来週にも那覇市内に追加で準備する。感染が確認された宮古、八重山地域でも早期の運用開始に向け調整を進める。

 また、感染者の増加に対応するため医療従事者の確保が喫緊の課題だと指摘。現在、現場で働いていない看護師や保健師の経験者らに協力を呼び掛けた。

 一方、県の警戒レベルは全7指標中3指標で「第3段階(感染流行期)」に到達し、「病床利用率」は最終段階の「第4段階(感染まん延期)」に達しているものの、「県全体のレベルは第2段階にある」として引き上げは見送った。

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