国が鳥獣保護区に指定している沖縄県名護市の屋我地島の周辺で、今年もアジサシが繁殖期を迎えた。環境省やんばる自然保護官事務所の30日の調査では、岩礁3カ所で少なくとも成鳥63羽とひな11羽を確認。飛ぶことを覚えたばかりのエリグロアジサシが、たどたどしく舞い上がっては元の岩場に戻る姿が見られた。

岩礁に営巣したエリグロアジサシ。中央下はひな=30日午後、名護市・屋我地島沖(金城健太撮影)

 同地域への飛来数は年々減っているものの、釣り人が岩礁に上陸するなどマナー違反は確認されておらず繁殖は順調。人が近づくと親鳥が警戒し、子育てを放棄して巣から去ってしまうため、繁殖が終わる9月中旬まで岩礁に近づかないよう同事務所が呼び掛けている。