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キャバクラ店長のため息 「営業しても休業しても命に関わる問題なんです」

2020年8月1日 11:31

 「営業を続けると感染のリスクがあるし、休業しても収入がなくなる。どっちにしても、僕たちには命に関わる問題なんです」

(資料写真)マスク

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生している歓楽街、那覇市松山のキャバクラ店長の男性はため息をついた。

 新型コロナの第1波で、店は4月から約2カ月間、臨時休業。3歳の娘を一人で育てており、1人10万円の特別定額給付金などでしのいだ。「生活は厳しかったが、子どもへの感染の不安の方が大きかった」

 県が休業要請した1日から休む店舗が相次いでいるというが、男性の店はオーナーの方針が未定。別の仕事が見つかる保証もなく、現在も路上に立つ。「でも正直、客との接触を避けたい」のが本音。「県外との往来がある限り、休業要請が解除したらまた発生する。第1波より長期化するのでは」との懸念が強い。

 店の関連企業でも感染者が出ており、1、2日に実施される松山地域の従業員らを対象としたPCR検査は全スタッフが受ける予定だ。娘を預けられる親族はおらず保健所に問い合わせたら、男性が感染した場合は、娘は一時的に保護施設で預かることになると言われた。「もし、感染していたら、娘は、生活はどうなるのか」-。男性は不安の中、検査に臨む。(社会部・伊集竜太郎)

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