県自然保護課は31日、渡嘉敷村の通称チービシ(県指定鳥獣保護区)のナガンヌ島など3島で実施したアジサシ類の繁殖状況の調査結果を発表した。3島で計2264羽を確認。全ての島で繁殖の成功が確認されるのは初めてとみられる。同課は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で来島者が少なかったとみられ、台風が発生しなかったこともプラスになった」と分析している。

クエフ島で確認されたベニアジサシの群れ=7月20日(山城正邦さん撮影)

 県と山階鳥類研究所がナガンヌ島、クエフ島、神山島の3カ所を合同調査し、5種のアジサシを確認した。3島合計で、ベニアジサシは2100羽、エリグロアジサシ131羽、マミジロアジサシ11羽、コアジサシ21羽、オオアジサシ1羽だった。

 県鳥獣保護管理員として調査に入った山城正邦沖縄野鳥の会会長は「繁殖地として周知され、人が立ち入らないようにコントロールできている事が成功につながっている」と評価した。

(写図説明)クエフ島で確認されたベニアジサシの群れ=7月20日(山城正邦さん撮影)