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沖縄本島に外出自粛を要請 県が緊急事態宣言 警戒レベル3「流行期」に引き上げ

2020年8月1日 08:24

 玉城デニー知事は31日会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言を発令した。期間は15日まで。県の警戒レベルを「第2段階(流行警戒期)」から「第3段階(感染流行期)」に引き上げ、本島全域での不要不急の外出自粛を求めた。また、那覇市内の飲食店に営業時間を午前5時から午後10時までに短縮するよう要請した。短縮営業に協力した事業者には協力金10万円を支払う。

新型コロナウイルスの県内感染者拡大で、8月1日から県独自の緊急事態宣言を発令すると述べる玉城デニー知事=31日午後7時半すぎ、県庁

警戒レベル第3段階の対策内容

新型コロナウイルスの県内感染者拡大で、8月1日から県独自の緊急事態宣言を発令すると述べる玉城デニー知事=31日午後7時半すぎ、県庁 警戒レベル第3段階の対策内容

 知事は「感染拡大が爆発的に進んでいる」と強調。「重大局面にある。何としても医療崩壊を食い止め、防疫体制の強化に全庁挙げて取り組む」と述べた。

 一方、休業要請は県内全域の事業者には求めず、クラスター(感染者集団)が発生している那覇市松山の接客や接触を伴うスナックやナイトクラブなど対象は約400事業者。

 ただ、県によると松山地区以外の性風俗店や飲食を伴わないライブハウスなどの営業時間は従来通り。

 県外から県内への移動自粛は求めず「慎重な判断」にとどめた。ただ、「可能であれば旅行が楽しめる機会に考え直すなど検討をお願いしたい」とした。県民には県外への不要不急の往来は自粛するよう求めた。来島の自粛を求めている離島への移動は控えるよう要求。自粛を求めていない離島に関しても、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)である点を挙げ必要最小限にするよう求めた。

 緊急事態宣言は15日までだが、現時点で県立高校や多くの小中学校は夏休み後の11日に再開する予定。保健医療部の大城玲子部長は「仕事、学校などは不要不急にあたらない」との考えを示した。

 イベントは中止や延期、規模縮小の検討を要請。実施する場合は十分な感染対策の実施を求めた。

 知事は「那覇市内で大きな感染が広がっており、ピンポイントに集中する方が早く食い止められる」との認識を示した。このタイミングで発令した理由を「人の動きが広がれば拡大防止も手遅れになる」とした。

 県は、今年4月の国の緊急事態宣言発令時には、県内の商業施設や劇場など7業態の特定施設に一斉に休業を要請した。

新型コロナ

2面=県内解雇増878人に

3面=3日連続千人超え

17面=県総体の柔道中止

25面=国際通り人出減少

関連=9・16・26・27面

(写図説明)新型コロナウイルスの県内感染者拡大で、8月1日から県独自の緊急事態宣言を発令すると述べる玉城デニー知事=31日午後7時半すぎ、県庁

(写図説明)警戒レベル第3段階の対策内容

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