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在沖米海兵隊、コロナ影響で本土への訓練移転ゼロ 

2020年8月3日 06:15

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在沖米海兵隊の訓練移転に影響が出ている。1997年度から本土移転が始まった、キャンプ・ハンセンの県道104号越え実弾砲撃訓練は、本年度に入って一度も実施されていない。海兵隊は訓練への影響を認めつつ、「即応態勢はとれている」と強調している。

公開された在沖米海兵隊の実弾射撃訓練で砲身から白煙を上げる155ミリりゅう弾砲=北海道の陸上自衛隊矢臼別演習場

 同訓練は、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告で本土移転するとされ、四半期に1度、本土の陸上自衛隊演習場で実施している。

 防衛省は7月31日までに、7~9月の矢臼別演習場(北海道)で予定していた155ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練の中止を発表。4~6月の北富士演習場(山梨県)での訓練も延期されており、本年度は一度も行われていない。

 同省によると、過去に一度も訓練を実施できなかった年はない。10~12月は東富士演習場(静岡県)で予定するが、新型コロナ収束が見通せない場合、再び中止の決断を迫られる可能性もある。

 在沖米海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐は本紙などの取材に、いくつか訓練中止もあるとした上で「どのような方法で訓練し、即応態勢を維持できるかという創造的な方法を模索している」と説明。即応態勢への影響は否定した。


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