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【動画あり】首里城下の旧日本軍壕 爆破された最深部の映像 第32軍壕、11年ぶり撮影

2020年8月2日 17:00

 県政記者クラブは2日までに、1945年の沖縄戦を指揮するため首里城地下に造られた旧日本軍第32軍司令部壕内を映像撮影した。県によると、壕内に撮影が入るのは2009年以来11年ぶり。旧日本軍が南部撤退時に爆破し、落盤した岩で埋め尽くされた第5坑道の最深部も撮影している。

第32軍司令部壕の第5坑道最深部。旧日本軍の南部撤退時の爆破で崩落し、これ以上先には進めない=6月30日(代表撮影)

第32軍司令部壕の5つあった入り口のうち、現在唯一確認できる第5坑口。第5坑道に通じる=6月30日(代表撮影)

第32軍司令部壕の第5坑道最深部。旧日本軍の南部撤退時の爆破で崩落し、これ以上先には進めない=6月30日(代表撮影) 第32軍司令部壕の5つあった入り口のうち、現在唯一確認できる第5坑口。第5坑道に通じる=6月30日(代表撮影)

 クラブ加盟の代表1社が6月30日に撮影。映像はクラブ加盟・準加盟社、県に配信された。

 現在唯一確認できる沖縄戦当時の入り口、第5坑口から壕内の第5坑道に入っている。総延長約千メートルの壕のうち、第5坑道は最深部まで150メートルほど。ところどころ旧日本軍が撤退時に爆破した跡がある。将校室、海軍基地隊司令長官室、女性たちの部屋などがあったとされる。

 入り口から約60メートルの石灰岩区間には、銃身や軍靴、無線機のような遺物が残っている。次に、爆破などで地盤の状態が悪く、補強のために通された直径約120センチの丸い金属管のルート約40メートルを抜けると、地質は泥岩(クチャ)に変わる。50メートルほど進むと最深部の爆破跡に到着する。

 県女性力・平和推進課の担当者は「戦後75年の節目でもあり、貴重な映像と考えている。編集して県民に公開するなど、活用していきたい」と話した。

 沖縄タイムスは撮影された映像をホームページで全編(約1時間)、ダイジェスト編(9分)、内部での戦争体験証言編(6分)の三つを公開している。 

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