沖縄タイムス+プラス ニュース

「幻の甲子園になったけど…歴史つくった!」八重山が涙の初優勝 家族も球場の外でエール

2020年8月3日 07:51

 高校野球の県夏季大会の決勝戦。初優勝に輝いた八重山高校と、準優勝のKBC学園未来沖縄の両ナインは試合終了後、無観客のスタンドに向かって「ありがとうございました」と頭を下げた。

初優勝した八重山高校ナインを球場外で温かく迎える父母ら=2日、タピックスタジアム名護

 八重山の内間敬太郎主将(3年)は「沖縄大会を最後まで開いてもらい、いい終わり方ができた」と晴れやかな表情を見せた。

 石垣市などから駆け付けた選手の家族ら応援団約40人は、宿泊先のホテルのレストランで決勝を観戦した。「雲悠々とおもと山」。校歌はテレビで聴いた応援団だったが、伊志嶺拓磨選手(3年)の父の隆さん(49)は「八重山と沖縄の球史に名を残した選手たちは誇り」と涙目だった。

 1988年大会当時の主将、下地寛正さん(56)も息子の寛太郎選手(3年)が出場。「32年は長かった。最高」とたたえ、父を超える結果を残した寛太郎選手は「気持ちいい」とほほ笑んだ。

■石垣島でも「ヨッシャー」

 【八重山】石垣市内でも住民や在校生らがテレビやスマートフォン越しに応援。偉業を達成し歓喜に沸いた。

 石垣第二中学校野球部監督でエースの砂川羅杏投手らを指導した上唐健さん(43)は、同級生たちと市内でテレビ熱戦した。自身も同校野球部出身。八回から継投した砂川投手が最後の打者を打ち取って初優勝を決めると、「ヨッシャー」と両拳を高々と突き上げた。

 「教え子が決勝の舞台で頑張っている姿を見ることができうれしい。最高の選手たち」と涙を浮かべた。

 一緒に応援していた会社員の迎里善基さん(44)は「八重高タオル」を固く握って初制覇を誇った。「元々八重山のレベルは高い。地元の力が集まれば甲子園を目指せる」と強調した。

 在校生で1年の伊志嶺天花さん(16)は部活動の合間にスマホで優勝を見届けた。「幻の甲子園になったけど八重山高校の新たな歴史を刻んだ。すごい」と活躍をたたえた。

>>高校野球 そのほか写真を見る


野球・ゴルフ・サッカー・バスケ・・・プロからアマまでスポーツ全記事、読み放題! >>「沖縄タイムス+プラス スポーツ」

前の記事へ 次の記事へ
連載・コラム
きょうのお天気