沖縄気象台は3日、沖縄の南の海域で7月の海面水温が平年より1度高い30・3度となり、解析値のある1982年以降で最も高かったと発表した。太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多かったことが要因。今後1カ月の海面水温も平年よりかなり高くなる見通し。

(資料写真)白化した枝サンゴの周りを泳ぐ小魚=2016年9月3日、西表島・白浜湾(水深約2メートル)

 2017年の30・2度、16年の30・1度を上回った。東シナ海南部は28・5度、沖縄の東の海域は28・9度だった。

 気象台によると、台風が来ると日射が遮られて海面水温は下がる。進行速度が遅いと、より水温は下がりやすい。沖縄の海域で7月は平均1・4個発生する台風が今年はゼロ。そのため、水温が下がらなかったという。

 気象台は「長期的な傾向としては、地球温暖化の影響を受けていることが考えられる」と指摘。沖縄の海域に生息するサンゴに適する海水温は18~28度とされ、「サンゴの白化が懸念される」と話した。

 8月も海面水温は平年よりかなり高くなる見通し。