沖縄タイムス+プラス ニュース

コロナ禍の台風襲来、避難所も様変わり 区画を分けて感染防ぐ

2020年8月4日 10:06

 今年最初の台風4号の接近で、沖縄県石垣市は2~3日の暴風警報発令中、新型コロナウイルス感染対策を施した避難所を初めて開所した。入り口で検温と体調申告を求めるほか、収容先を4区画に分類。一般市民、高齢者、観光客、体調不良者に振り分け、それぞれが交わらないよう移動を制限した。区画内でも避難者の四方を仕切りで囲み、3密と飛沫(ひまつ)を防止。避難者を1カ所に集める従来の手法から様変わりした。

新型コロナウイルス感染症に対応して感染予防対策を取り入れた避難所(石垣市防災危機管理室提供)

■4区画に分類

 市が災害避難所のコロナ対策に着手したのは今年4月。市内に相談外来を立ち上げた際、避難所運営も改める必要があると感じた。

 市防災危機管理室の大濵武室長は「感染リスクの高い人と一般市民を分けることが大事」と話す。今回は60~70代の男女3人が利用。「大型台風時は100人近くが避難する。しっかり準備したい」と引き締めた。

■保健師を配置

 一方、宮古島市では避難者が多い市役所平良庁舎で保健師を配置し、チェックシートで避難者の体調を確認。必要に応じて病院へ案内する。

 避難所で密になるのを防ぐため、プラスチック製の仕切りを使い、避難者同士のソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つ。健康な人と体調不良者を分け、庁舎内の別の場所で過ごしてもらう。広い空間を確保するため、庁舎に近接する小学校の体育館も新たに避難所として加えた。

 市の担当者は各避難所で消毒用アルコールとマスクを確保しているとした上で「必要な物は各自で用意してほしい」と話した。

前の記事へ 次の記事へ
連載・コラム
きょうのお天気