「原爆で大やけどを負った親友は『水、水』とうめきました。でも、僕にできることはありません」。長崎市立矢上小の教室で6月、6年生27人に惨状を語ったのは被爆者本人ではなく、担任の中村幸博教諭(55)。被爆者から体験を受け継ぎ、市などが語り部と認定した「交流証言者」だ。