沖縄タイムス+プラス ニュース

沖縄の新型コロナ陽性急増 600人超える 4連休前半で感染か「市中感染が広がっている可能性」

2020年8月5日 09:30

 沖縄県は4日、新たに10歳未満から90代の男女83人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の感染者数では過去最多。累計感染者数は637人で600人を超えた。2日に500人を突破したばかりだった。一方、竹富町は4日夜、西表島在住の19歳男性が感染したと発表した。同町初の感染者で、入院施設のない離島からの感染は県内で初めて。県は5日、対策本部会議を開き、今後の対応を検討する。

(資料写真)新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

県内の感染者数の推移

(資料写真)新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供) 県内の感染者数の推移

 宮古島市の接客を伴う飲食店で新たに12人が感染し、同店舗からの感染は計15人。県はクラスター(感染者集団)と判断した。県内での発生は6カ所目。

 病院や軽症者向けの療養用ホテルに入れていない自宅待機者は4日正午現在で253人。那覇と石垣の両市内でホテルが確保できたため、病床利用率は3日の146・6%から4日は109・8%に減少した。

 糸数公保健衛生統括監は新たなホテルの見通しについて「運用上の課題である看護師や保健師の確保をクリアして順次増やしたい。どの程度確保できるか分からないと進めづらい」として、関係団体を通じて来た応募者と交渉していると語った。県は対策本部の職員を増員して4日から自宅待機者らの健康観察を実施している。

 県によると直近1週間(7月28日~8月3日)の新規感染者数は人口10万人当たり23・61人で、4日連続で全国最多となった。2番目の東京都は16・94人。

 糸数統括監は発症日から推測して、7月の4連休前半で感染している可能性があるとの認識を示し、「市中感染が広がっている可能性がある。県民の行動履歴でも食事に行って陽性者がいたケースもあり、会合や飲食は十分注視しないといけない状況だ」と述べた。

 4日は10歳未満で5人、60代以上も11人の感染を確認。基地従業員では米軍キャンプ・キンザーの20代男性(浦添市)も感染した。

 在沖米軍基地内では、キャンプ・ハンセンで12人の陽性が確認され、累計陽性者数は286人となった。

 竹富町で初の感染者となった西表島在住の19歳の男性は、今月1日に感染が判明した20代の石垣市のキャバクラ店の女性従業員の濃厚接触者で、西表島で7月27日に計10人でバーベキューをしていた。

 男性は今月1~3日に発症。西表島から石垣島へは民間フェリーの最後部の席でマスク着用など予防策を徹底した上で渡り、到着後は同保健所が車で八重山病院に移送した。残る8人のうち竹富島在住の1人は4日に病院を受診し結果待ち。残る7人には移送リスクを考慮し、医師が西表島まで出向いて検体採取する方法を検討している。

連載・コラム
きょうのお天気