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「島民全体の命が危険にさらされている」感染拡大で離島に危機感

2020年8月5日 08:44

 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めが掛からない。過去最多の感染確認となった4日、療養中の患者は計477人となり、県が第2波に備えて推計した「流行のピーク(425人)」を大きく突破した。感染は本島中南部だけでなく、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な離島にも広がっている。宮古島市石垣市の両市長、竹富町長は4日に相次いで会見し「島民全体の命が危険にさらされている」と危機感をあらわにした。

クラスターが発生した「ラウンジ美月」=4日、宮古島市平良西里

県内のクラスター発生状況(4日現在)

クラスターが発生した「ラウンジ美月」=4日、宮古島市平良西里 県内のクラスター発生状況(4日現在)

■宮古島 飲食店でクラスター発生 店名公表に店側が全面協力

 【宮古島】宮古島市の下地敏彦市長は4日、市役所で記者会見し、市平良西里のキャバクラ店「ラウンジ美月」でクラスター(感染者集団)が発生したとみられると発表した。同日、店の従業員や客の20~50代の男女12人の感染が判明。2日の3人と合わせ、計15人の感染が分かっている。

 4日に新たに感染が分かった同店関係者12人中、男性1人、女性4人の計5人が大阪府や埼玉県、兵庫県など県外在住者だった。県は、感染源は島外からと推測している。不特定多数が店を利用した可能性があるため県が店名の公表を要請し、店側が全面的に協力したという。

 同店とは別に、市内で4日、東京都在住の30代男性など3人の感染も確認された。市内での累計感染者数は20人となった。感染者増加で、市は検体採取センターの設置を検討している。

 市によると、感染を確認した全員が県立宮古病院に入院中か入院調整中。市は「現時点で同病院は十分に対応できている」と説明した。感染者用の宿泊施設として、県が市内のホテルを借り上げる見通しも付いたという。同病院は今後、新たにPCR検査機器を導入し、検査体制を拡充する。

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