JAおきなわ(普天間朝重理事長)、日本郵便沖縄支社(比嘉明男支社長)、沖縄タイムス社(武富和彦社長)の3社が取り組む野菜の定期宅配サービス「Vege Table(ベジテーブル)」の配送が5日、始まった。先行受け付けしていた那覇、豊見城両市内の限定100世帯に、3日間で配送する。

自宅に届いた野菜に喜ぶ利用者=5日、那覇市内

野菜宅配サービスで商品を受け取る利用者=5日・那覇市内

自宅に届いた野菜に喜ぶ利用者=5日、那覇市内 野菜宅配サービスで商品を受け取る利用者=5日・那覇市内

 同日午前9時半、日本郵便の大型トラックが糸満市のJAファーマーズマーケットいとまん「うまんちゅ市場」から42世帯分の荷物を集荷し、配送に向かった。

 ベジテーブルは、隔週でファーマーズマーケットの旬の野菜を詰め合わせて自宅まで届けるサービス。利用料は1回1800円(税別)で契約は半年間。

 10月以降はエリアを本島南部に拡大し、来年には中北部への展開を目指す。新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える世帯や、移動手段が限られ買い物が制限される家庭などに向け、顧客を募る。

 問い合わせは沖縄タイムス営業局、電話098(860)3573。平日午前10時~午後5時。

野菜宅配、利用者に笑顔

■「生産者の顔が見えて安心」

 野菜宅配サービス「Vege Table(ベジテーブル)」のサービスが始まった5日、受け取った利用者らは「新鮮な野菜が自宅まで届いて便利」「生産者の顔が見えて安心」と喜んだ。

 那覇市に住む島袋俊子さん(91)は「自宅の外階段が大変で重い荷物は敬遠していた。最近はコロナの影響で外出も控える中、こんな新鮮な野菜を配達してくれるととても助かる」と満足した様子。野菜を手に献立を思案し「ぜひ友人にもお裾分けしたい」と顔をほころばせた。

 同市の金城弘美さん(60)は「旬の県産国産野菜が届くのはとても魅力的」と笑顔。「生産者情報も分かり安心できる。同封されているレシピを参考にどんな料理を作ろうか今から楽しみ」と話した。

 事業を展開するJAおきなわの普天間朝重理事長は「高齢化社会が加速し、さらにコロナ禍で宅配需要は高まることが予想される。その社会ニーズに応えていくことが食に直結する農業従事者の責務だ」と述べた。

 日本郵便沖縄支社の比嘉明男支社長も「公共交通が限られた沖縄は買い物弱者が多く、その支援は社会的意義がある。日本郵便は全地域をカバーする安心安全のネットワークがある。強みを生かし社会課題の解決に貢献したい」と語った。