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落下部品は約3.6㎏の金属 米軍、通報10時間以上遅れ

2020年8月6日 08:23

 沖縄県で4日に発生した米軍F15戦闘機からの部品落下事故を巡り、米軍嘉手納基地は5日、本紙にF15は同基地の所属であり、落下した部品は重さ約3・6キロの金属製と明らかにした。午前10時半に落下が判明したが、沖縄防衛局を通じ県に連絡があったのは10時間以上たった午後8時45分だった。玉城デニー知事は5日、部品落下に「県民の生命に非常に重大な危機がある」と反発した。同基地の第18航空団に抗議する方針。

米軍嘉手納基地から離陸し、帰還したF15戦闘機。部品を落下させた同型機が事故翌日も訓練した=5日午後1時46分、嘉手納町

 F15は事故翌日の5日も、事故原因など詳細な説明がないまま訓練する様子が確認された。

 知事は記者会見で「すべての訓練を中止して(事故原因を)調査の上、公表するべきだ」と訓練続行を批判。連絡が約10時間かかったことも問題視し「第一報は常に迅速に届けてほしい」と述べた。

 沖縄防衛局によると4日夕に米側から通報があり、県や嘉手納町など周辺自治体に連絡した。事故時の連絡体制を巡っては、6月に同基地内で発生した火災の際にも連絡が遅れ、県が改善を求めていた。

 嘉手納基地などによると、落下したのは「イーグルクロー」と呼ばれ、C字型で弾薬を機体に固定するための部品。弾薬は飛行時に搭載していなかったという。

 落下場所は不明だが、海上の場合は嘉手納基地から約97キロメートル東南東。陸上なら滑走路西側に隣接する国道58号線沿いとしている。

 物損や人的被害は現時点で確認されていないという。

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