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自民議連から下地島空港の自衛隊使用を求める声

2020年8月6日 08:28

 【東京】自民党の国防議員連盟が5日、党本部で開いた会合で、自衛隊が下地島空港(宮古島市)を使用できるようにすべきだとの声が相次いだ。尖閣諸島周辺の接続水域で中国海警局の船の航行が繰り返されていることを受けた、自衛隊機による監視・警戒活動が念頭にあるとみられる。

(資料写真)下地島空港

 下地島空港は本土復帰前の1971年、国と琉球政府(当時)が民間航空以外で使用しないとする、いわゆる「屋良覚書」を締結しており、軍事利用を禁止している。

 沖縄周辺の防空拠点となっている航空自衛隊那覇基地から尖閣までの距離が約410キロなのに対し、下地島空港からだと約190キロと近い。F15戦闘機が離着陸できる長さ3千メートルの滑走路もあり、自民国防族が関心を高めている。

 県内で3千メートル級の滑走路があるのは、那覇空港と下地島空港だけ。会合では自衛隊の使用を可能にすべきだとの指摘や、自衛隊の運用には整備・補給機材が必要になるといった問題提起もあった。また尖閣周辺で、自衛隊と米軍による共同訓練を実施すべきだとの意見も上がった。

 終了後、議連会長の衛藤征士郎元衆院副議長はこうした意見を、河野太郎防衛相に電話で申し入れた。

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