沖縄県内で5日に観測された煙霧が、東京・小笠原諸島の西之島で噴火している火山の噴煙と火山ガスによるものであることが分かった。このため県内では、大気汚染物質の一種である微小粒子状物質「PM2・5」の値が高くなっている。琉球大学や長崎大学などによる共同研究チームが明らかにし、6日に発表した。

煙霧の影響で視界が悪くなった那覇市内=5日午後2時39分(伊禮健撮影)

 琉球大学理学部の山田広幸准教授によると、5日正午~午後1時に同大学で観測した火山灰などの粒子は約80マイクログラムに達した。PM2・5の基準値は1日の平均値で1立方メートルあたり35マイクログラム。

 今後も西之島の噴火の影響が続き、高濃度のPM2・5が観測される可能性があり、ぜんそくなどの呼吸器疾患のある人に注意が必要となる。