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「コロナ、チョロい」楽観視する若者も 「このままでは毎日100人」 増える無症状感染者で募る危機感

2020年8月8日 11:06

 沖縄県内の感染状況は新たな局面に-。7日、新型コロナウイルスの1日の感染者が初めて100人を数えた。7月8日から丸1カ月の累計感染者742人のうち、7分の1に近い桁外れの人数。県はこれまでの感染封じ込め重視の対策から、重症治療に軸足を置く方針に転換を迫られた。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

県内感染者の居住別状況(8月7日)

県内のクラスター発生状況(7日現在)

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供) 県内感染者の居住別状況(8月7日) 県内のクラスター発生状況(7日現在)

■「このままでは、来週は毎日100人に」 高山医師の危機感

 7日の知事会見に同席した県立中部病院感染症内科の高山義浩医師は危機感をあらわにした。「このままでは、来週は毎日100人出る可能性もある。患者数は減らないのではないかという不安を感じている」

 7月の連休以降、県内の感染状況は悪化の一途をたどる。10万人当たりの感染者数は8月7日まで7日連続で全国最悪になった。

■目立ち始めた高齢者の感染

 数だけではない。重症者は徐々に増え、県内の重症病床16床のうち5床が埋まっている。若者中心の感染に加えて、重症化リスクが高いとされる高齢者の感染も目立つようになってきた。70代以上の感染確認は7月の5人に対して8月は7日までに34人に上る。

 「医療機関と保健所の機能を守ることが、県民の命を守ることにつながる」。玉城デニー知事は7日、PCR検査を今後、主に症状がある人や重症リスクのある人に集中すると明言、県民に理解を求めた。

 なぜか。感染確認の増加はPCR検査数の増加によるものとみられるからだ。7月20日から8月2日にかけての同検査は全国平均が1・32倍の増にとどまるのに対し県内は2・45倍だ。

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