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自宅にいながらボクシング元世界王者が筋トレ指導 「Zoom」でオンラインジム開設

2020年8月12日 05:00

 元世界ボクシング協会(WBA)暫定フライ級王者で、7月末に現役引退した本部町出身の江藤光喜さん(32)が第二のキャリアを歩み始めた。ダイエットや健康づくりを目的としたボクササイズを、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」で配信するオンラインジム「ボックスフィットK」を8月からスタート。自宅にいながらきめ細かい指導が受けられるため、受講者の評判も上々で「リングを降りて改めて運動の大切さに気付いた。ボクサーならではのメニューも取り入れている。楽しんで体を動かしてもらえたら」と参加を呼び掛けている。(小笠原大介東京通信員)

カメラに向かって、エクササイズのお手本を見せる江藤光喜さん=都内(小笠原大介東京通信員撮影)

テストレッスンの配信には、(右から)江藤さんのほか、弟の大喜さんと伸悟さんもサポートに入った(小笠原大介東京通信員撮影)

カメラに向かって、エクササイズのお手本を見せる江藤光喜さん=都内(小笠原大介東京通信員撮影) テストレッスンの配信には、(右から)江藤さんのほか、弟の大喜さんと伸悟さんもサポートに入った(小笠原大介東京通信員撮影)

 「皆さん、おはようございます!」。7月末、都内のビルの一室。ライブカメラの前で江藤さんの元気な声が響いた。「冒頭のあいさつはメモしておかないと忘れちゃう」と笑う柔和な顔には、現役時代の険しさはない。

 8月1日の本格稼働を前に実施された50分間のテストレッスンには、約20人の受講者が参加した。内容は体幹トレーニングに始まり、筋トレと有酸素運動を合わせたサーキット、ボクシングの動きを入れたボックスの3部構成。軽快な音楽に乗せ、運動と休憩がストップウオッチで管理される本格的な内容だが、受講者一人一人の体調や視聴環境を考えて「それぞれのペースで無理をせず、できる範囲の動きを」との配慮も忘れない。

 この日は“江藤3兄弟”として、プロのリングで一緒に活躍した双子の弟の大喜さん(32)と末弟の伸悟さん(31)も助っ人で参加。映像や音声のチェック、江藤さんのカメラへの目線など、細かくアドバイスを送った。2人は「12年のプロ生活を支えた光喜にしか考えられないメニュー」(大喜さん)、「ボクシングの楽しさを伝えてほしい」(伸悟さん)と兄の新たなステージに期待を寄せる。

 全メニュー終了後、チャット機能を使った質疑応答では受講者から「気持ちよく汗を流せた」「ペースをつくってくれるので集中できる」と好意的な反応が相次いだ。

 現役時代は「パソコンのキーボードすら触ったことがなかった」江藤さんだが、操作方法を独学。今では動画投稿サイト「ユーチューブ」やツイッターなどのSNSも活用しながら、レッスンの拡散に力を入れる。

 教室は毎回、生配信にこだわる。月25回前後の開催を予定しており、メニューを充実させた上で高齢者にも間口を広げていく計画だ。「目標は受講者10万人。将来的には都内に専用ジムを構えたい。今は現役時代より忙しい」。新たな挑戦へ、第2のゴングは鳴った。

 教室への参加はチケット制(60分800円~)。キャンペーン期間は入会費なし。無料体験も実施中で詳細はURLから。https://kokisyokai.amebaownd.com/
  
 

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