原発の核燃料となるウランや燃料集合体の輸入が2019年にほぼゼロになったことが11日、貿易統計で分かった。輸入を開始した1960年代以降で初めてとみられる。東京電力福島第1原発事故後の新規制基準の影響で国内の燃料製造工場が止まっており、再稼働原発も少ないのが背景。原子力業界の停滞を象徴している。

 玄海原発4号機の原子炉に装☆(土ヘンに眞)される核燃料集合体=2018年4月、佐賀県玄海町

 天然ウラン鉱石は製錬、濃縮といった加工を経て核燃料になり、金属の被覆管に入れて燃料集合体の状態で原発に使う。国内に良い鉱床がないため、日本は海外から濃縮ウランのほか、天然ウランや集合体そのものも輸入している。(共同通信)