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沖縄県が警戒レベル引き上げ検討 緊急事態宣言も延長か

2020年8月12日 07:17

 沖縄県は新型コロナウイルス感染症の警戒レベルを最高の4(感染まん延期)に引き上げる方向で最終調整に入った。県民に求める行動内容などを詰める。感染者数などの推移を見極め、13日にも県の対策本部会議で最終決定し、玉城デニー知事が発表する。15日までとしている県独自の緊急事態宣言の延長も検討している。また、国の協力を得て、那覇空港で来県者の抗原検査を実施する態勢が8日に整ったと発表した。

沖縄県庁

 知事は11日の記者会見で「県全体の警戒レベルや緊急事態宣言の延長の必要性などについても早急に取りまとめる」と述べた。

 一部の繁華街に出している休業要請の範囲や移動自粛、イベントの開催など、県民に求める行動や取り組み方針を詰める。

 経済や社会活動が一斉に停止することを避けるため現在、感染が広がっていない地域や小規模離島などは制限内容を据え置く可能性もある。知事は「例え警戒レベルが4に上がったからといって、すべてロックダウンするという状況にはならないと思う」とした。

 県は入院が必要な患者が増えるピークを16日ごろとみており、緊急事態宣言を延長する見通し。

 11日の対策本部会議では県の指標の算出方法を、国の分科会が示した指標の算出方法に合わせることを確認。その結果、県の七つの指標のうち病床占有率など六つの指標で警戒レベル4に達しており、知事は「医療提供体制は警戒レベルの第4段階に達していると受け止めている」との認識を示した。

 医療機関の協力を得て、専用病床を現在の200床から425床まで増やすと明らかにした。課題となっている療養施設に配置する看護師や保健師の確保について「県内で厳しいのであれば、他県からの応援も求めたい」と述べた。

 那覇空港での抗原検査は、旅行者専用相談センター「TACO」で熱が感知された場合に実施する。検査対象者は11日時点でいなかったという。

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