長野県安曇野市の特別養護老人ホームで2013年、入居者の女性=当時(85)=が、おやつのドーナツを食べた後に死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた女性准看護師を逆転無罪とした東京高裁判決が12日、確定した。東京高検が最高裁への上告期限となる11日、上告しないと発表した。

 施設内での介護の過失に絡み、職員個人の刑事責任が問われた異例の裁判だった。介護現場で大きな注目を集め、無罪を求める署名活動が広がった一方、各地でおやつの提供をやめる施設が相次ぐなど影響が出ていた。

 准看護師は山口けさえさん(60)。(共同通信)