【与那原】旧暦6月15日の8月4日夜に町の中央通りで予定されていた、豊作や健康を願う「ウマチー綱」が、新型コロナウイルス感染拡大による県の緊急事態宣言の影響で中止となった。与那原大綱曳(ひき)実行委員会メンバーらが同日午前、例年通り町内7カ所の拝所巡りのみを行い、親川拝所などで感染症の終息などを願った。

与那原町の史跡「親川」でコロナ終息などを願う与那原大綱曳実行委員会メンバーら=4日、同町与那原(同町提供)

 与那原大綱曳の前哨戦として、子どもたちが勝負を繰り広げるのが「ウマチー綱」。稲の豊作への感謝と同大綱曳が無事故で執り行われることを祈願する。

 今年の与那原大綱曳まつりの中止はすでに決定済み。「ウマチー綱」は旧暦通りに営む伝統として関係者で行う予定だったが、緊急事態宣言を受けて拝みだけとなった。同実行委の山内和実委員長は「安全優先を考えての判断。拝所ではコロナの終息、無病息災を祈願した」と語った。また8月中旬、同大綱曳の代わりに実行委メンバーらによる小ぶりな綱を用いた神事としての綱曳を行う予定だが、感染拡大の状況を見て日付などを検討するという。

 拝みは委員長ほか徳村周作さん、具志堅毅さん、新里敏昭さんら実行委メンバーで行った。