[命ぐすい耳ぐすい 県医師会編](1236)

老眼は毛様体筋と水晶体がポイント

 スマホの個人保有率は2019年には82%を超え、15歳以上30代までの年齢層では、90%以上となっています。老眼、というと、40代以上の方を連想すると思いますが、スマホの不適切な使用によって、若年層でもそれに類似する症状が現れており、それをスマホ老眼といいます。

 人の目は、遠くを見たり、近くを見たり、目と見る物の距離によって自動的にピントを合わせる機能が備わっています。カメラのオートフォーカスのようなものです。ピントを合わせる重要な役割を担っているのが、毛様体筋(もうようたいきん)という目の筋肉です。毛様体筋が緊張したり、緩んだりすることによって水晶体が厚くなったり、薄くなったりして、見たいものにピントを合わせてくれます。

 しかし、長い間スマホを至近距離で見続けると、毛様体筋が緊張状態となり凝り固まってしまうことで、近くにピントが合ったままになってしまい、ピント調節が一時的にできなくなってしまいます。