【大宜味】村謝名城区の山城清秋さんは13日、元気に満100歳の誕生日を迎えた。大正9年生まれだ。今の楽しみは「デイサービス」と「アタイグヮ(家庭菜園)」と話し、毎週水曜日と金曜日は大好きなデイサービスへ通う。「若い人もみんな一緒に体操をしているよ。楽しいね」。9月には9番目のひ孫が生まれる。「孫9人、ひ孫9人になるな」と、ご満悦のダブルピースを見せた。

「デイサービスが楽しい」とダブルピースのポーズをとる山城清秋さん=大宜味村謝名城の自宅

 山城さんは「デイサービスの一日はモーニングコーヒーから始まる。体操をしてお昼だ。マメ類やニンジンシリシリ、ギョーザもあったな。あれはおいしかった」と報告する。

 「食後のデザートは熱射病予防の特製ジュースを飲んだよ。満腹したら午睡時間。私も少し年取ったから昼寝の時間が必要だ」と目を細めた。

 デイサービスがない日は、デイサービスに持って行った着替えを洗濯して干すのが日課だ。その後自宅の庭でゴーヤーやパパイアの手入れに精を出す。

 「今年のゴーヤーはちょっと駄目かも。その代わり昨年植えたパパイアがたくさん実を付けた。七月(旧盆)は孫たちにパパイアイリチャーを食べさせたい」と意欲がみなぎる。

 山城さんは喜如嘉尋常高等小学校を卒業して農業や大工などで家計を助け、24歳で2歳年下の最愛の妻ハナさんと結婚。5人の子に恵まれた。ハナさんは現在、施設に入所している。「ハナは施設でステイ中だから安心だよ」と笑顔を見せる。

 沖縄戦では25歳で徴兵され、八重岳や真部山の日本軍の陣地へ。「鉄砲を持っていても1発も撃たなかった。撃ち合いするほど激しくなかったからな」と振り返る。

 「真部山から羽地のタニュー(多野岳)へ移動した時、捕虜番号を持った喜如嘉の人と会ったよ。私より年上だった。終戦になり喜如嘉でその人と再び会えて2人で涙して喜んだ。今でも忘れられない」

 健康で長生きの秘訣(ひけつ)は「何でも食べることだよ」と話す。

 「今はコロナに負けないように家以外では常にマスクをしている」という山城さん。10年前から愛用しているお気に入りの山高帽をかぶって、出掛けるのをいつも楽しみにしている。(玉城学通信員)