沖縄タイムス+プラス ニュース

沖縄のクラスター、ついに病院や高齢者施設でも… 救急診療2カ所停止

2020年8月14日 07:23

 沖縄県は13日、糸満市の療養型病院「ウェルネス西崎病院」、うるま市内のデイサービス(通所介護事業所)の2カ所で新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。宜野座村の「かんな病院」も同日、院内で計12人の感染確認を公表。クラスター発生とみられる。本島全域の医療機関や高齢者施設に感染が拡大し、重症化リスクの高いクラスターが頻発している。一部で診療制限などの影響も出始めている。

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

■療養型病院で15人

 那覇市の沖縄協同病院でも12日、救急職員1人の感染が判明。クラスターが発生した沖縄赤十字病院に続き、那覇市内の救急指定病院4カ所のうち2カ所が救急搬送受け入れを含む救急診療全般を停止している。

 玉城デニー知事は13日の記者会見で「医療機能を制限せざるを得ない状況が中北部などの地域に拡大する恐れがある」と強調。できるだけ救急受診に至らないよう、県民に熱中症予防などの協力を訴えた。

 県や施設側によると、ウェルネス西崎病院は6日以降、50~70代の介護職員ら5人、80~90代の入院患者10人の計15人の感染を確認した。職員の家族に体調不良者がおり、感染経路になった可能性があるという。

■別の病院でも12人

 うるま市内のデイサービスは12日以降、職員や利用者ら計16人の感染が判明。同施設は業務を休止中で2週間程度、休業する。感染経路は調査中という。

 かんな病院は9日以降、看護師4人と介護士2人、患者6人の計12人の感染を確認。5日に3階を担当していた看護師が体調不良を訴えたため出勤を停止、9日にPCR検査を実施したところ感染が判明した。外来診療は31日まで、電話診療と薬の処方箋の発行だけを行う。感染した入院患者らは同病院の個別の部屋に移動、面会を禁止している。

 一方、沖縄赤十字病院は同日、新たに看護師ら2人の感染を発表。同病院での感染は計17人となった。

連載・コラム
きょうのお天気