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熱中症で搬送 65歳以上が53.65% 8月沖縄で2人死亡 外出自粛で高温慣れずマスクで体内に熱こもる

2020年8月15日 10:40

 全国的な暑さが続く中、熱中症による高齢者の死亡が発生し、専門家らが注意を呼び掛けている。総務省消防庁がまとめた3~9日の熱中症による救急搬送状況(速報値)では、沖縄県内の搬送者41人のうち65歳以上が53・65%と半数以上を占めた。県内では今月に入り高齢者2人が熱中症で死亡しており、専門家は「高齢者は暑さを感じにくく、対応が遅れがちになる」と指摘。新型コロナ対策の中で、環境や体調の変化を意識するよう訴えている。

新型コロナ禍での熱中症対策のポイント

 熱中症で死亡したのはいずれも80代男性で、10日と12日に死亡が確認された。沖縄気象台によると、両日とも那覇市最高気温は平年より高く、10日は平年値を1・4度上回る32・9度、12日は平年より2・4度高い33・9度となり高温注意報が発令されていた。

 救急医の林峰栄医師は「高齢者は汗をかきにくく、体温を下げる能力も低下している。持病のため水分や塩分の制限がある人も注意が必要だ」と話す。

 新型コロナによる外出自粛で高温に慣れる機会が減ることや、体力の低下、長時間のマスク着用で体内の熱がこもりやすくなることなどが、熱中症になる可能性を高めると指摘。適切なエアコンの利用や小まめな水分・塩分補給、屋外で人との距離が保たれている場合はマスクを外すなど、対策を呼び掛けた。

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