2021年度から4年間使用する中学校教科書について、竹富町単独の教科用図書採択審議会(会長・仲田森和教育長)は15日までに、全10教科16教科書の選定を終えた。焦点の「公民」は、石垣市と与那国町が採択した保守色の強い「育鵬社」は選ばず「帝国書院」を選定した。

竹富町の採択審議会=2015年

 町教育委員会によると、審議会は7月17日に開かれた。選定作業では委員8人の間で大きな意見の相違はなく、全教科とも全会一致で決定したという。選定を受けて町教委は同27日の定例会で正式に採択した。

 八重山3市町は元々、共同採択地区を構成していたが、2011年に「育鵬社」の「公民」教科書の採択を巡って石垣市・与那国町と竹富町が対立。採択に反発する竹富町が協議会から離脱し、14年から単独の採択地区となった。

 石垣市と与那国町は11、15、19年に続き4回連続で「育鵬社」を選定し、採択している。