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50代女性は死亡後にコロナ判明 不調訴え帰宅した5日後に発見

2020年8月18日 09:15

 沖縄県は16、17両日、新型コロナウイルスに感染した50~90代の男女3人が亡くなったと公表した。最前線で治療に当たる医療関係者は「重症化しやすい高齢者などの患者は増える一方で、先は見えない」と明かす。

(資料写真)マスク

新型コロナ関連の死亡例(16・17日発表)

県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

(資料写真)マスク 新型コロナ関連の死亡例(16・17日発表) 県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

■連絡が取れなくなり

 県が16日に発表した南部保健所管内の50代女性は、死亡後の検査で、感染が判明した県内初のケースだった。

 女性は5日に下痢を訴えて職場から帰宅後、連絡が取れなくなり、周辺から通報を受けた警察官が10日に家を訪ねて亡くなっているのを発見。1人暮らしだったかどうか、などについて県は把握していない。

 重症化しやすいとされる高齢者の死亡も相次いだ。

 16日発表の90代男性は、クラスター(感染者集団)が起きている中部保健所管内の病院に、基礎疾患の治療のため5月から入院中だった。今月6日に38度台の発熱、翌7日に急性肺炎があった。PCR検査の検体採取をした11日に死亡し、12日に陽性と判明した。

 県は院内感染かどうかや死因などを詳しく調べている。

■70代男性は基礎疾患なし

 うるま市の70代男性は7月22日に検査で陽性が確認され、今月15日に死亡。県によると、すぐに呼吸状態が悪くなり人工呼吸器を着けていた。はっきりした基礎疾患はなかったという。

 1日当たりの感染確認数が15日に12日ぶりに50人を切るなど、感染拡大は落ち着きつつあるように見える。とはいえ、17日現在で重症は19人、重症になる可能性の高い中等症の患者は95人に上り、深刻な事態はまだ続くとみられる。

 県立中部病院感染症内科の横山周平医師は「重症リスクの高い高齢者を中心にしたクラスターが複数で起きていることが第1波との大きな違い。お年寄りを交えた集まりもやっているが、今は控えてほしい。県民は気を引き締めてほしい」と訴えた。

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