黒糖作り体験や加工品製造を手掛ける農業生産法人オルタナティブファーム宮古(沖縄県宮古島市、松本克也代表)は7月から、新型コロナウイルス禍でも自宅でサトウキビの栽培や黒糖作りが体験できるサービスの通信販売を始めた。これまでモニター体験を5回開催し、県外の参加者から「宮古島に行きたくなった」「夏休みの自由研究として続けていきたい」と好評を得ている。

サトウキビ栽培の体験サービスをPRするオルタナティブファーム宮古の松本克也代表(提供)

サトウキビの栽培体験キット(提供)

サトウキビ栽培の体験サービスをPRするオルタナティブファーム宮古の松本克也代表(提供) サトウキビの栽培体験キット(提供)

 サトウキビ栽培体験は、サトウキビの苗2本と土、ポット、ビニール手袋などの栽培キットを送付。オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使い、宮古島のサトウキビ畑の風景を紹介しながら、栽培方法をレクチャーする。また、宮古島で収穫したサトウキビを「かじる体験」や、サトウキビジュースを炊き上げて黒糖作りも体験できる。約75分で案内する。

 同社は、コロナの影響で体験型観光のキャンセルが相次ぎ、4~7月の売上高は前年同期比8割減となった。これを受け、以前から修学旅行の事前学習として構想していた黒糖作りなどの実体験とオンラインを組み合わせたサービスをスタートさせた。

 松本代表によると、黒糖作りは火を弱めるタイミングがポイント。水分を少し残して火を弱めると、ホクホクとした黒糖になり、水分をなくすと硬い黒糖が出来上がる。

 実際にサトウキビを栽培すると1年から1年半かかる。自宅で日当たりのいいベランダで育てれば、1~1・5メートルほどに成長するという。

 今後は県外の小学校でも食育活動の一環として実施する予定。松本代表は「コロナが落ち着いたとき、宮古島へ観光に行きたいと思えるようなサービスを提供していきたい」と意気込んだ。

 価格はキットの送料と税込みで5500円。問い合わせは松本代表、電話090(7205)5199。