新型コロナ沖縄の今

合格した早大に一歩も入れず「私は今、何をしているんだろう」 コロナで続くオンライン授業 湧かない学生の実感

2020年8月19日 08:30

 #大学生の日常も大事だ-。全国の大学が新型コロナウイルスの感染防止でオンラインによる遠隔授業に力を入れる中、ネット上の会員制交流サイト(SNS)では対面授業など「大学生の日常」を取り戻したい大学生の訴えが拡散している。沖縄県出身の金城美奈さん(19)=仮名=は今年4月に入学した早稲田大学のキャンパスに一歩も入れないまま、夏休みに入った。

金城さんの勉強道具。大学入学から全ての授業を遠隔で学んだ

ツイッターでは「大学生の日常も大事」と訴える学生の投稿が拡散されている

金城さんの勉強道具。大学入学から全ての授業を遠隔で学んだ ツイッターでは「大学生の日常も大事」と訴える学生の投稿が拡散されている

 早稲田大では他の多くの大学と同様に新型コロナの影響で入学式は中止になり、授業はオンラインでスタートした。

 都内のアパートで午前8時に起床し、朝ご飯を食べて10時になると机の上のパソコンに向かってオンラインの授業を受ける。休憩時間になっても感染者が増え続けていた東京では外出もできず、部屋の中でスマートフォンを触っていた。一日の授業が終わる頃には夜に。毎日が同じ流れで過ぎていった。

 「私は今、何をしているんだろう。大学生という感じがしない」

 大学の構内に入ったのは、推薦入試のため上京した昨年11月の1度きり。大学に通い友人と交流する学生生活に期待を抱いていたが、新型コロナが全てを変えた。

 同級生の顔はオンライン授業で画面上に表示されるが、直接会ったことはない。SNSなどで連絡を取り合う同級生はいるが「顔を知っている人という感じ、友達と言っていいのか分からない」とつぶやく。

 実家から届いたタコライスや沖縄そばは東京での生活の心の支えになったが、7月初め、沖縄に戻ることを決めた。「遠隔授業が続くなら、東京にいても沖縄にいても同じだ」

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