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収入途絶えても「沖縄の歌届けたい」 無観客ライブ配信100回超える 女性ボーカルグループ「ティンクティンク」

2020年8月21日 11:00

 北谷町のライブハウス「オキナワンミュージック カラハーイ」が発信する女性ボーカルグループ「ティンクティンク」の生ライブ配信が2日付で100回を数えた。「コロナ禍」をきっかけに始めたYou Tubeの無料配信が音楽ファンの人気を呼び、リピーターをつかんでいる。(学芸部・天久仁)

配信でのライブに臨むティンクティンクのメンバー。(左から)譜久村さやか、屋嘉比奈々、波名城夏妃、我那覇セイラ=北谷町・カラハーイ

YouTube生配信動画の一場面

配信でのライブに臨むティンクティンクのメンバー。(左から)譜久村さやか、屋嘉比奈々、波名城夏妃、我那覇セイラ=北谷町・カラハーイ YouTube生配信動画の一場面

 第111回目の配信が行われた17日午後8時、無人のライブハウスに顔をそろえた我那覇セイラ、屋嘉比奈々、波名城夏妃、譜久村さやかの「ティンクティンク」4人は軽快なナンバー「かりゆし」を歌い「皆さん、今夜も始まりました」と呼び掛けた。

 4台のカメラと音響を担当するのはグループをプロデュースするミュージシャンの照屋林賢。政府によるイベントの自粛要請を受け、4月1日以降、通常のライブを無観客の生配信に切り替えた。

 観客なしでの配信で、ライブによる収入は途絶えたが「ネットを通して、沖縄の歌が得意とする『語る音楽』を表現できるのではないかと考えた」と話す照屋。「生活の中で感じることが歌になる」との思いは強く、日々更新する生配信にこだわる。

 ライブ配信は歌とメンバーの語りで構成され「エイサー」「沖縄あるある」など、さまざまな「お題」を中心に45分間が進む。「チャット」を通して視聴者から寄せられるメッセージを通した双方向のコミュニケーションも、新たな試みのひとつだ。

 5月の緊急事態宣言解除後も、あえて生配信を続けている。県外をはじめ南米からの参加者も増え、現在では午後8時の配信を前に、すでに待機している視聴者も多い。

 先の見えない中、メンバーとも不安を抱えてのスタートだったと言うが、我那覇は「沖縄に来たくても来られない人に情報を発信したい。反響はうれしい」と手応えを感じている。宮古島出身の波名城は「故郷、宮古島の民謡を紹介するきっかけになるかもしれない」と期待を寄せる。

 「回を重ねるごとにおしゃべり、ステージともに良くなっている」と話す照屋。「発信することに意義がある。今後も前向きにやっていきたい」と力を込めた。

 ライブ配信は「りんけんバンド・ティンクティンク公式YouTubeチャンネル」で視聴できる。

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