新型コロナ沖縄の今

「飢えているファンのため」 “闘牛のまち”が無料ネット配信 コロナ禍で8カ月試合休止

2020年8月21日 09:00

[新しい社会のカタチ 沖縄の今 withコロナ]

闘牛ウェブ配信のPR動画(ユーチューブから)

 沖縄県のうるま市闘牛組合連合会(大城秀司会長)は23日午後0時45分から、闘牛の試合をインターネットで無料ライブ配信する。県内では豚熱や新型コロナウイルスの影響で1月上旬以来、約8カ月にわたり闘牛大会が開催されていない。ファンが自宅でも闘牛を楽しめるようにと企画した。闘牛のライブ配信は県内では珍しく、関係者は新たなコンテンツとして期待を寄せる。(中部報道部・宮城一彰)

 配信するのは石川多目的ドームを舞台に無観客で実施するエキシビションマッチ。与勝、具志川、石川の各闘牛組合から計6頭が参加し、3試合を予定する。

 市闘牛組合連合会の大城会長は長期間試合が開かれないことでファンが離れ、闘牛文化が途切れることを懸念し、「闘牛に飢えているファンのために、新しい開催様式も模索しなくてはいけない」と話す。県闘牛組合連合会は大会での感染症対策のガイドライン作りを進めている。

 ライブ配信はそのための第一歩だ。実況を担当する闘牛アナウンサーの伊波大志さんは「試合前の牛の表情など、生で見るのとは違う新たな楽しみ方を提案したい。コロナがある意味でいいきっかけになったと思う」と意気込む。

 うるま市は2018年に闘牛を無形民俗文化財に指定し、昨年には『闘牛のまち』を宣言した。今回の試合を後援する担当者は「これまで闘牛を見たことのない県民だけでなく、県外や海外の人にも闘牛文化をPRしたい」と狙いを語る。

 現在、牛の飼育者は大会が開かれないことで収入減に苦しんでいる。ライブ配信を将来的に収益化につなげられるかも注目される。

 試合は動画サイトの「ユーチューブ」で配信され、映像は終了後も視聴可能にする。URLはhttps://youtu.be/zMWww9yvdw8

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