沖縄県伊江村内で5月中旬、「海のギャング」と呼ばれる巨大ウツボが釣り上げられた。体長約1・9メートル、重さ24キロ。釣り上げたのは村西江上区の大城哲(さとる)さん(43)。コロナ禍で暗いニュースが多い中、地域の話題となっている。

体長約1・9メートルのウツボに驚く大城千鶴さん=5月中旬、伊江村(提供)

 大城さんが伊江港西側の大口(うぷぐち)漁港内を眺めていると、巨大ウツボが海面に顔を出した。すぐさま自宅に戻り、マグロ釣りなどで使用するワイヤに急いで針を通し、イソフエフキ(方言名・クチナジ)をエサに手釣りを開始した。

 目の前の巨大ウツボに3度エサを取られたが、4度目にしてヒット。日頃は村営フェリーの船長としてかじを取り、体力にも自信がある大城さん。強い引きにも負けず、瞬く間に釣り上げた。

 娘の花季(かりい)さん(西小4年)と歩暖(ほのん)さん(同3年)は「お母さんより大きくて、鋭い歯を見せていたので怖かった」と興奮した様子。

 妻で身長162センチの千鶴(ちづる)さん(36)は「人間より大きいウツボを見るのは初めて」と横に寝そべり、写真に納まった。

 村内で釣り上げられたウツボの中では最高記録と思われ、自宅に持ち帰ると、地域住民らが見物に訪れた。釣り上げた大物は調理され、かば焼きや唐揚げにして親戚や知人らと食べたという。