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販売が激減したカレー、オンラインイベントで1カ月分売り上げ 返礼に特産品を送るシステム開発

2020年8月24日 06:34

 システム開発などを手掛けるRe‥Build(リビルド、那覇市、鈴木孝之代表)は、オンラインイベントの参加者への返礼品に地方の特産品を送るシステム「OREIO(オレイオ)」を開発した。新型コロナウイルスの影響で、苦境に立つ飲食店や土産品店を支援する狙い。希望する事業者が土産品をオレイオに登録し、イベントの主催者がリストから返礼品として選んで購入する。主催者はイベントの参加費に返礼品代を盛り込み、参加者に送る仕組みだ。

OREIOの仕組み

 「対面式で交流会をしていた時と同じように、参加者に手土産を渡せる」と、県内外の企業から問い合わせが増えているという。

 開発のきっかけは、鈴木代表が主催した交流イベントが、コロナでオンラインに移行したこと。参加者から2千円を募り、外間製菓所(外間有里代表)の菓子詰め合わせと、カレー専門店あじとや(山崎憲次社長)の琉球大学カレー2種類を返礼品として送った。

 あじとやのカレーは、空港で毎月200個販売していたが、コロナ後に10個へ激減。しかし、イベントでは1カ月分近くを1日で売り上げた。

 永井義人取締役は「琉球大学カレーを知らない人にも食べてもらえるいい機会になった。新たなリピーターを増やすチャンスだ」と期待する。

 リビルドは、企業向けにオンラインイベントの企画から配信代行まで担うサービスを提供し、収益化を目指す。福井新聞社との業務提携で、県外イベントも予定している。

 鈴木代表は「コロナで落ち込む全国の土産品店を応援したい」と意気込んでいる。(政経部・大城愛乃)

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