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沖縄のコロナ重症者「15人」じゃなかった 国基準より少なく発表

2020年8月23日 09:11

 県は22日、県内の新型コロナウイルス感染患者の内訳について、国の基準などに基づき「重症者」としてカウントすることになっている高度治療室(HCU)と集中治療室(ICU)内の患者の一部を入れていなかったと発表した。同日、治療室内の全患者を入れた上で「重症者」を15人から37人とし、謝罪した。

沖縄県庁

県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

沖縄県庁 県の新型コロナ感染に関する判断指標と現状

■調査表に不備 県が謝罪

 病床数を把握するため、県が医療機関に患者情報の入力を求めている調査表に、患者が治療室に入っているかを確認する項目がなかったことが原因という。

 県は、県内の新型コロナの感染患者の情報を共有するため、21の医療機関に患者の重軽症の状況について調査表の記入を求めている。

 県の対策本部が作成した調査表には「重症者」「中等症」の項目があり、「重症者」に該当するのは、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」使用や人工呼吸器の使用がある患者で、その人数を記入。一方の「中等症」には呼吸器不全の有無を記入する欄があるという。

 「重症者」の定義について、国と県はエクモや人工呼吸器の使用のほか、治療室内で治療を受けている患者も含まれるとしていた。だが県が確認したところ、医療機関への調査表に治療室の項目がなかったため「中等症」で治療室内にいる患者が漏れていたという。

 県によると、22日の「中等症」患者119人のうち、22人が二つの治療室に入っていることが判明した。県は同日、調査表を変更して、HCU・ICUの項目を設けたという。

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