台風8号は22日、八重山地方を暴風域に巻き込みながら北に進んだ。午前9時、熱帯低気圧から台風に発達。午後4時54分には暴風警報が発令された。石垣市と竹富町では夕方にかけて雨風が強まり、同市では道路冠水が発生して走行中の車両2台が水没する被害があったほか、街路樹の倒木などが見られた。家屋浸水や土砂崩れなどは確認されなかった。2市町によると、人身への被害は入っていない。

台風8号の大雨で冠水した道路=22日午後5時35分ごろ、石垣市真栄里

台風接近に備えて陸揚げし、ロープで固定された漁船=22日、宮古島市・平良港

台風8号の大雨で冠水した道路=22日午後5時35分ごろ、石垣市真栄里 台風接近に備えて陸揚げし、ロープで固定された漁船=22日、宮古島市・平良港

 台風はその後も発達を続け、石垣島地方気象台は午後2時49分に大雨洪水警報を出した。石垣市真栄里では道路冠水が相次ぎ、警察が通行止めにした。一方、暴風警報を受けて市は市大川の「結い心センター」に避難所を開設した。実際の避難者はいなかった。

 竹富町の島々を結ぶ定期船は始発から運航していたが、午後2時以降は天候悪化によって石垣港に相次いで引き返した。

 神奈川県からの一人旅で小浜島に向かう予定だった会社員の女性(43)は「飛行機も平常通りの運航で石垣島まで着いたので大丈夫だと思って来た。残念です」と話した。

 一方、宮古島の漁港では、台風接近に備えてロープで固定され、陸揚げされた漁船が並んでいた。