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沖縄コロナ流行「再燃しうる状態」 この先1週間、重症や死者が増加か

2020年8月23日 09:47

 県内で広がる新型コロナウイルス感染症について、疫学情報を解析する専門家チームは22日までに、流行のピークは越えたが地域的流行は続いており「再燃しうる状態」とした、この先1週間の見通しをまとめた。徐々に高齢者への感染が広がることが懸念され、重症者や死者が増える可能性も指摘。県立中部病院の高山義浩医師は旧盆シーズンを「高齢者へと感染が広がるリスク」とし、対策徹底を呼び掛けている。

(資料写真)空から見た那覇の市街地

■「旧盆」の対策徹底を

 解析によると、ここ数日の「実効再生産数」(感染者1人が平均して何人にうつすかを表す指標)は、1を下回る形で推移している。次の1週間でこれが維持できればやや減少するとみるが、維持できずに再流行となれば800人超の感染者が出るとしている。

 入院患者数については、現在の年齢分布の状態で推移すれば130人前後にとどまり、患者数は横ばいで推移する見通し。ただ、高齢者に移行すれば160人を超えるとみられている。

 重症者や死亡者数は、これまでの1週間より増加する傾向にあるといい、高齢者への感染拡大の傾向が続くとなれば、より増加していくとの見通しを示す。

 高山医師は、感染が広がっている高齢者を「守り切れていない」と指摘。旧盆シーズンの集まりは最小限にするべきだと強調し、「特に密着しがちで、手洗いが不十分となりがちな子どもの参加は控えさせた方がいい」と提言する。

 再開された学校については、クラスターが発生する可能性も懸念。分散登校など工夫はしていても警戒を緩めないようにと警鐘を鳴らし、「感染対策を強化し、症状を認める児童・生徒はしっかり休ませることが大切」とした。

 市中感染ゼロを目指すには「できるだけ自宅療養を減らし、濃厚接触者の外出自粛を徹底することが必要だ」との認識を示した。

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