「衛星電話が途切れ途切れになっている。電話も取らない。もしかしたら…」。漁船「博丸」の船主の家族から、八重山漁協に連絡があったのは22日夕。八重山漁協によると、漁船の位置情報は石垣市白保海岸の東方海上で4時半ごろに途絶えていた。

(イメージ写真)海

「博丸」の位置情報が途絶えた場所

(イメージ写真)海 「博丸」の位置情報が途絶えた場所

 石垣海上保安部によると、操縦していた男性船長は本島在住で、石垣市在住の船主から漁船を賃貸し泊漁港を拠点に漁をしていたという。

 那覇地区漁協関係者によると、船長ははえ縄漁の大ベテランだといい「海の天候を熟知している人が、なぜ」と驚いた様子だった。

 台風8号は22日午前9時ごろ、与那国島近海で発生した。八重山漁協関係者は「当初の天気予報では、熱帯低気圧が石垣島を過ぎて台風に変わるとあった。読みを誤ったのかもしれない」と話した。

 同漁協の伊良部幸吉専務は「組合員も漁船を出して捜索に加わりたいが、悪天候で二次災害もある。何とか陸にたどり着いていてほしい」と全員無事で帰還することを願った。