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沖縄のコロナ拡大「GoToも一因」と玉城知事 旅行者に体調管理を呼び掛け

2020年8月24日 10:58

 沖縄県の玉城デニー知事は23日のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、県内での感染者拡大は政府の観光支援策「Go To トラベル」が一因だったとの認識を示した。一方、来県自粛は引き続き求めないとし、観光客に来県前の体調管理を改めて求めた。

玉城デニー知事

 知事は「(7月22日の)Go To トラベル開始と同じ時期以降から感染者が倍増し、想定以上の広がりだった」と言及。市中感染につながった発端は、県外からの移入例だったとの認識を示した。

 一方、ウイルスの県内への持ち込みに関しては「県民が県外へ行って持ち帰った例や、県内の繁華街で東京から来た人がバイトをしていた事例もある」とも指摘した。

 知事は「リーディング産業である観光業を全て止めれば幅広く影響が出る」と観光客を引き続き受け入れる考えを示した。その上で「観光客だけでなく、県外から来る人には幅広く注意を呼び掛ける」と述べた。

 また、当初は8月1日から開始予定だった「Go To トラベル」が7月に前倒しになったことで、軽症者や無症状者用の療養ホテル確保の調整が難航したことも明かした。予約客を別のホテルへ振り替えることで7月中の借り上げが実現したと述べた。

 出演した橋下徹元大阪市長は、本土には観光客を受け入れている県の姿勢が伝わっていないと指摘。知事は「安心で安全な沖縄をつくっているとのメッセージを県外にも発するべきかと思う。ただ、まだ予断を許さない状況で、メッセージの出し方も考えないといけない」とかじ取りの難しさもにじませた。

 県は、来県自粛を求めない根拠として県内感染経路のデータを公表している。「県外」の感染経路は7月(8~31日)6・7%(14人)、8月(1~10日)1・7%(9人)となっている。一方、「県外」に分類されるのは、県外滞在中に感染したとみられ県内の病院で新型コロナと診断された人だけ。県外からウイルスが持ち込まれ広がっている実態を、もれなく反映しているとは言い難いのが実情だ。

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