8月26日、ついに沖縄でも飲食店の宅配代行サービス「Uber Eats」が始まった。自宅や職場にいながらスマホ一つで食べたい料理を注文し、配達員が代わりに受け取り届けてくれるサービスだ。ワイドショーではよく客とのトラブルや配達員の運転マナーなどがクローズアップされるが、そもそも一体どんなサービスなんだろう。ランチタイム前に注文してみた。(デジタル部・比嘉桃乃、政経部・大城愛乃)

(資料写真)Uber Eats

 当初、Uber Eatsは25日からのサービス開始を予定していたが、台風8号による悪天候のため配達員の安全を考慮し1日遅れでサービスを開始。きょうもあいにくの雨模様だったが、Uber Eatsの取材を担当する後輩の大城愛乃記者を誘い、会社で注文してみることにした。

Uber Eatsで注文する大城愛乃記者=26日、沖縄タイムス

初回は750円割り引きに 

 沖縄でのサービス開始をお知らせする案内メールが届いていたので見てみると、注文料金から750円分割り引きされるという「プロモーションコード」があった。大きな割引に若干テンションが上がる私。2回目まで利用できるという。
「プロモーションコードって何だろう?」
「クーポンみたいなものでしょうか」
そんなやりとりをしながらきょうのランチを検索。

 県内では、カフェや居酒屋、ハンバーガーショップなど70店舗以上が加盟しているという。午前11時時点ではマクドナルドやケンタッキー、スターバックスコーヒーなど大手チェーン店が主に稼働していた。

 そんな中見つけたのがソーキそばの店で有名な「我部祖河食堂 美栄橋店」とステーキを扱う「JUMBO STEAK HAN'S 松山店」
どちらも県民に馴染みがある店だ。せっかくだから今回は沖縄の食べ物を注文してみよう♪

「そばって伸びないんでしょうか?私そば注文してみますね」とチャレンジャーな愛乃記者。
沖縄の炊き込みご飯「ジューシー」がついた野菜そばセットで価格は1000円。
「じゃあ私はステーキで」。200gステーキにサラダとライスが付いたHAN’S特製ステーキ弁当は1350円。ステーキの焼き方やごはんのサイズも選べた。
 
1000円超えのランチはなかなか割高。奮発した分、めちゃくちゃお腹が空いてきたぞー。

 Uber Eatsでは食事代とは別で配達手数料320円が発生する。今回はどんな人が配達員をしているのかも知りたかったこともあり、それぞれ別で注文した。本来はまとめて注文したほうがお得かもしれない。

【画像】私が注文した内容。1670円がプロモーションコードを使ったことで920円になった

プロモーションコードを活用したことで、愛乃記者の支払い額は570円に、私の支払額は920円になった。 

支払いはLINE Payでできるという。便利だなあ。 

お届け情報がリアルタイムで更新

「なんか画面変わりましたよー」
注文完了後、愛乃記者のスマホに映し出されたのは店側が注文の品を準備していることをお知らせする内容だった。

 

「40分くらいで届くみたいです」
「意外に早いね~!」

リアルタイムで進捗状況が画面に表示されるのでわくわく感も高まる。
配達員が決まると、その人の名前や顔写真、今どこを走っているのかも地図上で表示された。思ってたよりも安心感がある。

注文から40分後、愛乃記者が注文した野菜そばセットが到着した。

野菜そばセットを受けとる愛乃記者=26日、沖縄タイムス社

届けてくれたのは2人の沖縄移住者

 届けてくれたのは大和大道(やまと だいどう)さん(28)。「ありがとうございます」とはにかみながら食事を手渡してくれた。愛乃記者への配達が初めてだという。
大和さんは東京で建築関連の仕事をしていたが、仕事がなくなるかもしれないと知り、「せっかくなら」と6月に沖縄に移住してきた。
「沖縄では車の免許がないとなかなか仕事が見つからないので、ウーバーやりながら車の免許の取得を目指そうと思っています」。トレンドマークの箱型のデリバリー用リュックはAmazonで4000円で自腹購入した。
配達を受ければ受けるほど、高収入を得る人もいる。「金額は気にせずにやっていこうと思います」。大和さんは次の配達に向けてバイクを走らせた。

 注文した沖縄そばの麺の具合はどうなっているんだろう。
袋から取り出してみると、具材と麺は一緒に、スープは別で入っていた!

愛乃記者が注文した野菜そばセット

 これなら安心して食べられる。スープはしっかり袋が閉じられていて、漏れる心配はなさそう。そして何よりも熱々。

愛乃記者も満足げ。「お店で食べるのとあまり変わらないですね」。

野菜そばを食べる愛乃記者

私が注文したステーキはそれから10分後のちょうど正午に到着した。

【写真】配達してくれた前田将司さん

 配達してくれた前田将司さん(25)は先週、沖縄に引っ越してきたばかり。Uber Eatsが沖縄でも始まることを知り、「沖縄のデリバリー需要を見込んで」移住を決めた。
大阪に住んでいた頃も副業でUber Eatsの配達員として働いていた前田さん。当時の時給は3000円。スーパー配達員だ。
前田さんによると「サービスの開始初期はプロモーション(割引クーポン)を使って安くごはんが食べられるので配達依頼もいっぱい受けられるし、配達員もお客さんもラッキー」だと言う。
手際よく配達業務を受けている様子で「(予約は)8件入ってます。今日だけで時給1000円いきそうです」と笑顔だった。

【写真】届いたステーキ弁当

 ステーキ弁当は満足するボリュームだった。プロモーションコードを活用したことで1000円以内に抑えられたこともあり、結果的に店で食べるよりもお得だ。
大満足です!

沖縄では始まったばかりのUber Eats。どこまで需要を伸ばせるのか、今後の動きに期待したい。

最後に、突然の取材にも関わらず快く応じてくれた配達員の大和さんと前田さん、ありがとうございました!安全運転に気を付けて配達頑張ってください。