石垣島東方海上で八重山漁協所属のはえ縄漁船「博丸」(7・3トン)が台風8号による高波で転覆し、乗船していた4人のうち日本人船長の60代男性とインドネシア国籍の2実習生の3人が行方不明となっている事故で、第11管区海上保安本部は29日、捜索の打ち切りを決定し3人の氏名を発表した。

インドネシア国籍の男性乗組員を救助する海保職員=24日、下地島沖(第11管区海上保安本部提供)

 乗組員の行方不明者は、博丸船長の田端純久さん(64)=糸満市、実習生でインドネシア国籍のテディ・マウラナさん(21)=石垣市=とウディ・プルノモさん(22)=同。

 11管は29日、転覆後に発見可能と想定していた範囲の捜索終了や今後の天候などを理由に専従捜索打ち切りを決定。今後は、通常のパトロールと合わせて船体が発見された付近などを捜索する。

 11管は同日、潜水士9人を動員し、伊良部島長山港の南南東5キロ地点から船体が流された北東方向へ約1キロにわたり潜水捜索を実施。「博丸」のものと思われるマグネットコンパスや船長の衣類は見つかったが、行方不明者の発見には至らなかった。

 「博丸」は22日に連絡が途絶え、24日に発見された。インドネシア人実習生の男性19歳が宮古島市下地島沖で海保に救助されている。