非常に強い台風9号が直撃した沖縄県内は1日、前日から丸1日暴風が続き、警察や消防によると、1日と前日の8月31日の両日で風にあおられて転倒するなどで計8人が軽傷を負った。各地で車両やコンテナが横転するなどの被害が相次いだ。

台風9号の強風で横転したとみられる車。フロントガラスが粉々に割れていた=1日午後0時24分、与那原町東浜(下地広也撮影、画像の一部を加工しています)

台風で電線にからまった木の枝を取り除く作業員=1日午後2時46分、浦添市大平(国吉聡志撮影)

台風9号の強風で横転したとみられる車。フロントガラスが粉々に割れていた=1日午後0時24分、与那原町東浜(下地広也撮影、画像の一部を加工しています) 台風で電線にからまった木の枝を取り除く作業員=1日午後2時46分、浦添市大平(国吉聡志撮影)

 西原町小那覇では午前2時半ごろ、強風で損壊した事務所の窓を修理していた80代男性が高さ約3メートルの場所から転落。左肩脱臼の疑いがあるという。

 風にあおられて転倒し、3人が救急搬送された。読谷村渡慶次では自宅近くの村道で台風の様子を確認しようと外に出た97歳男性が頭を負傷。浦添市城間では70代女性が顔を打って鼻血が出るなどのけがをした。北中城村ライカムでは70代女性が頭部から出血した。

 8月31日には、沖縄市安慶田で60代男性が階段で転倒し、背中をけが。中城村久場では自宅の庭で剪定(せんてい)作業中の70代男性が脚立から滑り落ち、首などを打撲。北中城村島袋で会社員の40代男性が駐車場で足を滑らせて転倒した。

 一方、風の影響で1日午前8時半ごろ、与那原町東浜の集合住宅駐車場にあった軽自動車1台が横転しているのを町職員が確認した。午前8時半ごろには、糸満市座波の市道で大型のコンテナが横転し、一時通行できなくなった。

 うるま市勝連南風原の市道では幅50センチ、長さ13メートルにわたって陥没。勝連平安名でも道路脇の擁壁が約20メートル崩れた。いずれも交通規制している。

 豊見城市翁長の市役所旧庁舎の外壁が半径5メートルの範囲で崩落し、周辺の歩道約30メートルを立ち入り規制した。

 名護市勝山の市道沿いの斜面で木が倒れて幅約5メートルの道をふさぎ、市が標識を設置して通行止めにした。那覇市内では車庫や倉庫のトタン屋根がはがれたり、水タンクが落ちて道路をふさぐなどした。