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オンラインで先祖お見送り 普段と違った沖縄の旧盆 

2020年9月3日 07:40

 旧盆で帰ってきた先祖の霊をグソー(あの世)へ送るウークイが2日夜、県内各地であった。新型コロナウイルスの影響で集まりを少なくする家庭が多い中、テレビ電話で交流する家庭も。「久しぶり」とオンラインで親族の顔と心をつなぎ、健康と繁栄、来年の再会を祈って手を合わせた。

ネットを通したテレビ画面で前粟藏永賢さんの三線演奏を聴く竹富光則さん(前列左)一家=2日午後8時55分、那覇市古波蔵(古謝克公撮影)

 那覇市古波蔵の竹富光則さん(57)宅ではLINE(ライン)で親族宅をつないだ。いとこの前粟藏永賢さん(70)=浦添市=がテレビ画面越しに歌三線を披露。子が親を思う気持ちを歌って送る「ニンブチ(念仏)節」を先祖にささげた。

 感染予防で早めに帰った親族もあり、食事を囲んだのは例年の3分の1の約10人。与那国島出身で仏壇には島特産のカジキの刺し身や両親が生前好きだったホットドッグも供えられた。

 初めて試みた“リモートウークイ”に「大変だったけど、にぎやかで楽しい」と笑う竹富さん。「どんな形で集まるにしても、祖先を思う気持ちが大事。皆が健康で何事もないよう見守ってほしいね」と話した。

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